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セミナーレポート

セミナーレポート:「自立支援とスタッフ定着で報酬減を乗り切る」パート1

 表紙10月22日、高齢者住宅新聞主催、サンファイバーの太陽化学共催の標記セミナーに参加してきました。少し時間が経ってしまいましたが、少しだけセミナーの内容を紹介します。

 

 

 

 

 

自然排便のために

 講演に先立ち、共催の太陽化学の方から「下剤に頼らない自然な排便コントロール」についての解説がありました。
 約75%の施設が排便の悩みを抱えていること、下剤常用によるさまざまな弊害についての説明があり、善玉菌と悪玉菌による腸内フローラの状態が大切であること、栄養素としても注目されている食物繊維の重要性などについての話がありました。
 この後、サンファイバーの効果についても解説がありましたが、この話は短い時間ながらけっこう参考になりました。
 今後、当サイトでももっと詳しい記事にしてみたいと思っています。

自立支援ケアと介護保険

 講演第一部は、自立支援介護の実践で著名な杜の風・上原の齊藤貴也施設長による「自立支援ケアが介護保険を救う」というテーマでの講演でし た。
 内容は自立支援介護の実践により施設の収支だけでなく、今後ますます厳しい状況になると予測される介護保険財政の改善にも寄与するという大きな視点での話太陽化学です。
 当サイトでも紹介している基本ケアを確実に実践することによって、特に歩行の自立性が回復することで排泄や食事などADL全般にわたる自立につながること、認知症のBPSDも消失・改善しQOLの維持や向上に大きく寄与することについて、実際の事例を紹介しながらの解説がありました。
 実際に同施設ではおむつは全く使用しておらず、入所後の要介護度が改善して在宅復帰する人もいます。さらに全国でも珍しい在宅・入所相互利用、いわゆるベッドシェアリングという制度にも取り組んでいます。
 これらの取り組みによって、同施設の収支は昨年と比較しても改善しており、マイナス改定といわれる今年4月の介護保険改定にも負けていない状況にあることがわかります。
 自立支援ケアの実践による要介護度の改善や、1つのベッドを複数の要介護高齢者が利用できる取り組みが全国的に広がれば、介護保険財政全体にも好影響を及ぼす可能性も出てくることが期待できます。

 今回のセミナーはけっこう中身が濃かったので、数回に分けて紹介します。続きは明日以降に掲載予定です。

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