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セミナーレポート

認知症あんしん生活実践塾2015 参加レポート

 8月29日に開催された「認知症あんしん生活実践塾2015」受講してきました。
 内容盛りだくさんでとても有意義でした。広めの会場で、満員に近い人数が来場され、年配の方の参加も目立っていました。 

認知症を治すケア(その理論と実践)

 第一部は竹内孝仁教授による認知症ケア理論の講義です。
 認知症に関する正確な知識が周知されていないことによるさまざまな混乱があり、それによる弊害が大きいことを紹介。
 その上で、認知症について正しく理解することの必要性を訴え、認知症のなりたちや、体調と認知症の関連性、認知症の症状論、正しいケアの方法について解説されました。

パネルディスカッションで「実践塾」の取り組みを紹介

 午後は第二部のパネルディスカッション。DSC03197
 同塾の実績やそこから見えてきたものについての報告に始まり、行政を含む地域全体で正しい認知症ケアを取り入れている事例、特養やリハビリ病院での実践についての報告がありました。
 ここでは、実際に塾生として参加し、大きな成果を挙げた介護家族の方も参加され、介護職員でなくても正しい知識を知り、それを実践する熱意さえあれば、認知症になっても穏やかに普通の生活を送ることができることを実感しました。

自立支援ケアの効果は7~8割

 介護する家族を対象とした「認知症あんしん生活実践塾」は、それまで生活に支障をきたし、介護する家族を困らせていた認知症の周辺症状(BPSD)が消失するか、ほとんど改善したのは7~8割に達するという大きな成果を挙げています。
 これは本当に自立支援ケDSC03344アの素晴らしい実績だと思います。
 一方で「変化なし」という事例が1割強存在します。この効果が得られなかったケースを少しでも減らすために、ケアの効果の成否に関する研究も進められており、効果が得られるかどうかの要因もほぼ判明しつつあるそうです。

 それによると、第一に介護する家族の熱意、第二が関わっている介護従事者の熱意、そして第三が「薬」とのこと。向精神薬などの薬の影響は思いの外大きいようです。
 これらについても、徐々に判明してくることを期待しタイと思います。そして、このサイトでもできる限り紹介していきたいと思っています。

 

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