自立支援のための介護に関する知識・情報をお伝えいたします。

認知症のケア

暴力行為への対応②

一時的に避難が最優先

figure_angry暴力行為で介護者がケガをするような事態は避けなければなりません。そのため、暴力が始まったら介護者は一旦その場から逃げて身の安全をはかることも必要です。症状に合わせたケアをするためには原因を探ることが必要とはいえ、暴力が始まってしまったら、まずは身の安全をはかることを最優先にして、原因は他の介護者やケアマネジャー等と一緒に後から考えるという順番で良いと思います。

抑制は逆効果

figure_hand_batsu暴力行為に対して、周囲と本人の安全のために抑制するという対応は逆効果にしかなりませんし、そもそも身体拘束は虐待であり禁止されています。抑制することで本人の被害感情は高まり、さらに粗暴な言動を誘発する危険性があります。

 

薬の使用は限定的に

粗暴な言動や暴力行為等があって精神科などを受診すると、本人をおとなしくさせるための向精神薬などが処方されることがあります。よほど暴力が酷い時に一時的にこのような薬を使うこともやむを得ない場合があるでしょうが、向精神薬を使い続けると、意識レベルが低下し何に対しても意欲がなくなるといった事態に陥る危険性があります。薬の前にできる対応を確実におこなえば、暴力がなくなり穏やかに、かつ自立性を維持して生活することができるようになった事例は多いものです。薬はあくまで最終手段と考えましょう。

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