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認知症のケア

介護拒否への対応②

不適切な接し方で感情的に

 介護されている高齢者の多くは、介護されなければならない自分を認めたくない気持ちや、介護されることに対して情けないという気持ちがあると思われますapron_woman1-2angry (1)。そのような状況で周囲が上から指示するような言動や、抑圧的な物言いをすれば、感情的になって介護を拒否することがあるかもしれません。
 対応が不適切だと、本人が状況を正しく認知できていても、介護拒否が現れる可能性があります。特に人によって拒否したりしなかったりと差がある場合は、拒否される介護者の接し方に問題があることが多いと思われます。
介 護者のコミュニケーションは適切か、してはいけないコミュニケーションをしていないかをチェックし、対応の仕方を変えることで症状が改善する可能性があります。

⇒認知症高齢者とのコミュニケーション)(⇒コミュニケーションにおけるタブー

薬の影響で意識レベルが低下

 向精神薬medicine_fukuroなどを服用している場合にも意識水準に悪影響を与える場合があります。そのため体調不調と同じように状況を正しく認知できていないことからくる介護拒否が現れる可能性があります。
 心当たりがあれば、医師と相談して薬の服用を止めたり減薬したりすることで症状が改善することがあります。

見守ることも大切

 多少うまくできなくても、本人が自分でしようとすることは無理に介助するのではなく、見守ることも大切です。
 着替えでボタンの掛け違いがあっても、食事を少しこぼしても、あまり気にせず機会を見つけて直してあげる位で良いのではないでしょうか。
 完璧にやろうとしてきつい言い方や急がせるといった逆効果になるコミュニケーションをはかるより、本人のやる気を大切にした方が良い場合が多いようです。

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