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認知症の基礎知識

アルツハイマー型認知症について

アルツハイマー型認知症とは

 アルツハイマー型認知症は認知症の中で最も多いとされる認知症で、ドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーが報告したアルツハイマー病を原因疾患とする認知症です。
 英名のAlzheimer’s diseaseからADと略称されることがあります。

脳の委縮が特徴

 sick_ninchisyou_alzheimer原因は不明ですが、脳の中でアミロイドβやタウという特殊なたんぱく質が蓄積し、これらが毒性を発揮させることによって脳の変性と萎縮が起きるのが特徴です。
 特に記憶を司(つかさど)る海馬や空間認識を司る頭頂葉の委縮が起きることにより、その部分の血流が低下して物忘れや見当識障害などの症状が現れると考えられています。 

症状

 記憶障害や見当識障害、判断力の低下などの中核症状と、周辺症状ともいわれるBPSDがあります。
 中核症状は脳組織の変化(萎縮)が主な原因と考えられますが、BPSDについては脳の委縮と直接関係があるかどうかはわかっておらず、むしろそれ以外の、意識水準や体力の低下、環境要因、周囲の人の接し方などが主な原因であるとも考えられています。
(⇒  認知症の症状

治療

 roujin_ninchisyou_womanアルツハイマー型認知症は最もポピュラーな認知症ですが根治するための治療法はありません。但し進行を遅くするとして認められている治療薬が2種類あります。
 アルツハイマー型認知症ではアセチルコリンの活性が低下していることから、その分解を促進するコリンエステラーゼを阻害するコリンエステラーゼ阻害薬と、NMDA受容体に結合して働きを抑制することで脳神経細胞の過剰な興奮による細胞死を防ぐNMDA阻害薬の2種類です。
 前者はアリセプト、レミニール、リバスタッチパッチ、イクセロンパッチという名称で、後者はメマリーという名称で処方されています。

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