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認知症の基礎知識

レビー小体型認知症と介護

 レビー小体型認知症の介護では、その症状に合わせて介護することが必要です。

本人に合わせる

 幻覚や幻視が特異な症状のひとつですが、現実はないものを「ある」と言うことに対して、否定して現実を理解させようとしてもうまくいきません。
 幻覚やobaasan_woman_tasukeai幻視は実際にはなくても本人にははっきり見えているのが特徴なので、本人には見えているということを前提にして対応しましょう。
 このように相手に合わせてコミュニケ―ションをとるのは、全ての認知症に共通した方法でもあります。不安や訴えには真剣に耳を傾け、共感的に接することを心がけましょう。
(⇒ 認知症高齢者とのコミュニケーション

パーキンソン症状に対応

 パーキンソン症状に合わせた介護をおこないます。医療的にはパーキンソン病とは異なるそうですが、介護においては、パーキンソン病の介護と同じく姿勢や歩行に配慮し、転倒に注意しながらも閉じこもりがちにならないよう、適度な活動性を維持していくようにしましょう。
(⇒ パーキンソン病の介護1
(⇒ パーキンソン病の介護2

適度な活動性

 パーキンソン症状が現れるとじっとしていることが多くなる傾向がありますが、昼間活動性が低すぎると夜眠れず、幻覚や幻視、睡眠障害などが現れやすくなるので、適度な活動性を保つよう促しましょう。

環境整備

 obaasan_korobu部屋が暗いと幻覚や幻視が現れやすくなるので、部屋を明るくしておく方が良いでしょう。
 またパーキンソン症状が現れると転倒しやすくなるので屋内の段差等はできるだけなくし、ベッドからの転落を防ぐためにベッドから布団に変える等の工夫も有効です。
(⇒ 環境整備

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