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認知症の基礎知識

レビー小体型認知症の症状

 レビー小体型認知症の症状には、他の認知症と同じく認知機能障害などの症状がありますが、加えてこのタイプに特異な症状もいくつかあります。
 またこれらの症状はその時々で現れ方が異なり、調子の良い時と悪い時があるというのも特徴のひとつです。

幻覚や幻視

 特に夜間等暗い時に現れることが多く、ゴミが虫に見えたりハンガーに掛けた洋服が人に見えたりという錯視だけでなく、実際には存在していないものがbyouki_genkaku生々しく見えることもあり、沢山の虫が壁を這っているとか、子供が枕元に座っている、死んだはずの家族が部屋に入ってくる等ということがあります。
 このような幻覚や幻視は物忘れなどより早くから現れることが多いといわれています。
 また睡眠中に大声で話し始めたり、起き出して歩き回ったりすることがあります。これはレム睡眠行動障害といわれる睡眠障害です。

パーキンソン症状

 パーキンソン症状は、手足が震える(震戦)、四肢が固くなる(筋固縮)、動作が遅くなる(動作緩慢)、バランスが悪くなる(姿勢反射障害)などの症状で、レビー小体型認知症の人の多くに同じような症状が現れます。
 このような症状は転倒の危険性が高くなるため注意が必要です。
(⇒ パーキンソン病特有の症状

自律神経障害

 自律神経障害が現れることがあります。これは便秘や尿失禁につながりますし、起立性低血圧といった血圧を調節する機能の障害が現れることもあります。

うつ症状

 早い段階で元気がない、動くのがおっくう、食欲がない、気力がわかない等のうつ症状が現れることが多いそうです。
 obaasan04_cryそのため、うつ病と間違えられることもあるようです。しかし、レビー小体型認知症で向精神薬を服用すると、薬剤に過敏に反応して過鎮静の状態が見らたり、症状が悪化したりすることもあるそうなので注意が必要です。
 また、薬の副作用でパーキンソン症状が悪化する場合もあるので、おかしいと思ったら専門医に相談した方が良いでしょう。

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