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介護と技術

食事介助① 摂食嚥下のプロセス

 咀嚼と嚥下のプロセス食事の介助をおこなうにあたっては、誤嚥等の事故を予防するために摂食嚥下のプロセスを知っておいた方が良いでしょう。通常、食事は図のようなプロセスでおこなわれています。

 

咀嚼(そしゃく)

 食べ物を認知して口に運んだ後、口の中で咀嚼します。これは食べ物をかみ砕き、味わうことです。
 続いて食塊形成(しょくかいけいせい)といって、食べ物を唾液と混ぜ合わせて適当な大きさの塊(食塊)にまとめます。

嚥下(えんげ)

 軟口蓋と喉頭蓋適当な大きさにまとめられた食塊は咽頭に送られます。
 咽頭部に食物や水分が到達すると、嚥下反射が起きます。
 嚥下反射というのは、軟口蓋(なんこうがい)上がることで、鼻腔への開口部が閉鎖され、喉頭蓋(こうとうがい)と声門が閉じて喉頭・気管への開口部が閉鎖されることです。  これによって食道への開口部だけが残されて、咽頭収縮筋が働き口腔咽頭部の食塊が食道に移動します。
 嚥下反射は不随意運動(ふずいいうんどう)といって無意識に起こる運動ですが、この嚥下反射がうまく起きないと誤嚥につながります。

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