自立支援のための介護に関する知識・情報をお伝えいたします。

介護のコミュニケーション

障害がある場合のコミュニケーション

 コミュニケーションに支障がある何らかの障害がある高齢者の場合は、その障害に合わせてコミュニケーションをとることが必要です。

 麻痺がある場合

 hanshin_mahi (1)脳卒中の後遺症等で麻痺がある場合、半側空間失認や半側空間無視、同名半盲といった視覚や聴覚にも障害が残ることがあります。
このような場合には、麻痺側ではなく障害が無い方の側に回り、顔を見せて話しかけて会話することが必要です。

 

 

失語症の場合

 脳の言語中枢の損傷によって言語機能に障害が現れるのが失語症です。
 聞くことや話すこと、読んだり書いたりすることに支障が出て、言葉を思い出せない、言葉を間違える、同じ言葉を繰り返す、意味不明なことを言うなどの症状が現れます。
 失語症の人とは、短く、わかりやすく、ゆっくり話すことが基本で、相手が言いたい言葉が見つからないようなら「はい」や「いいえ」で答えられるように工夫して質問する、言葉だけで分かりにくい場合はジェスチャーや写真などを使うなどが有効です。

運動性構音障害の場合

10281744_526e240576f4f 失語症と同じくコミュンニケーションに支障がありますが、脳の言語機能に問題があるのではなく、音声を発生させる筋や神経が損傷して話す機能に障害が起こります。
 失語症とは異なり、言語知識に問題はなく、聞いていることを理解できるので、文字盤や意思伝達装置の使用、筆談をするなどの方法でコミュニケーションが可能です。

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