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介護の基本ケア

口腔ケア③ 誤嚥性肺炎について

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは

 誤嚥性肺炎とは飲食物や細菌が混じった唾液が誤って気管に入ってしまう誤嚥(ごえん)が原因となって起こる肺炎です。
 肺炎は日本人の死因の第3位を占byouki_oldmanめ(年によって脳血管疾患と順位が入れ替わることがあります)、しかも高齢者に限っては死亡原因の第1位です。
 さらに高齢者の肺炎の70%以上に誤嚥が関係しているともいわれています。

原因

 誤嚥性肺炎の原因はもちろん誤嚥ですが、誤嚥が起きるのは食事中とは限りません。
 むしろ食事中は介護者が誤嚥に注意していますが、食後に胃からの逆流物が気管に入り込んでしまうような場合は介護者が気づかない場合もあります。
 さらに、睡眠中などに細菌が混じった唾液や小さな食べ物の残り滓(かす)などが気づかないうちに肺に入り込んでしまうこともあります。

不顕性誤嚥(ふけんせいごえん)

 ふつう誤嚥すると嚥下反射や咳反射によって、むせたり咳き込んだりするのですが、加齢や脳血管障害などの病気でこれらの反射が低下していると、誤嚥してもむせたり咳き込んだりしないことがあります。
 このように気づかないうちに誤嚥してしまうことを不顕性誤嚥といいます。不顕性誤嚥は夜間睡眠中に起こることが多いといわれています。

口腔内の衛生状態を保つ

 高齢者の死亡原因第1位の肺炎、特に気づきにくい誤嚥性肺炎を予防することは、高齢者介護ではとても大切です。
 誤嚥性肺炎を予防するためには、食事中haburashiの誤嚥を防止することはもちろん、適切な口腔ケアをおこない、口腔内の衛生状態を清潔に保っておくことが大切です。
 実際に口腔ケアを実施した人達と、口腔ケアを実施しなかった人達を比較すると、肺炎発生率が減少したという研究結果もあります。
 また胃からの逆流を防ぐために、食後すぐに横になるのではなく、2時間程度はイスに座った姿勢でいることも誤嚥防止になります。

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