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介護の基本ケア

口腔ケア② 唾液について

唾液の役割

 唾液は口の中(口腔内)の衛生状態を保つ上で大きな役割があります。
 口腔内には細菌が数多く存在しています。しかも抵抗力の低下した高齢者は、細菌がtooth_pikapika増殖し蓄積しやすくなっているといわれていますが、この口腔内の汚れは唾液によってある程度きれいになります。
 唾液は口の中の食べ滓(かす)を洗い流すだけではなく、雑菌を浄化、殺菌し、細菌で酸性になった口の中を中性に戻すという自浄作用があります。これにより口臭を抑え、歯の表面を再生する作用もあります。
 また食事中に分泌される唾液は食べ物を混ぜてのみ込みやすくしますし、味覚を感じ消化を助けます。
 さらに、発音するために口の動きを滑らかにするのも唾液の作用のひとつです。

常食を経口摂取

 このように重要な役割をもつ唾液は、口腔機能を使うことでより多く分泌されます。
 食事は口から食べる(経口摂取する)ことで唾液の分泌を促すことができます。body_kuchi
 またお粥よりは常食の方が噛む回数が増えるため唾液の分泌量が増えます。そのため、できるだけ常食を経口摂取することが口腔機能の維持には効果的なのです。
 また唾液分泌量を増やし、口腔機能を維持・向上するためには、口腔体操(口腔リハビリ)などをおこなうのも効果的です。

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