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介護の基本ケア

排泄ケア② 便秘について

便秘の種類

 便秘は「器質性便秘」と「機能性便秘」に大別されます。
 器質性便秘はがんや腸閉塞等の疾患が原因で、便の流れる通路である消化管(胃、小腸、大腸、肛a1aeac99f267f5dfb9847a2846ded127門)に物理的な障害があることで起きる便秘で、機能性便秘は物理的な障害ではなく、大腸の機能低下や過緊張、排便反射が起きない等の排便機能のメカニズムそのものの障害による便秘です。
 器質性便秘の場合は、速やかに受診し治療する必要がありますが、高齢者に多いのは機能性便秘です。

機能性便秘の原因

 高齢者に多い機能性便秘は、偏食などで便の成分になる食物繊維の摂取が少ないことや、水分摂取量が少ないために便の水分がbyouki_oldwoman不足していること、あるいは運動不足や寝たきりの状態のため、腸の運動そのものが低下し腸内の便が長く停滞していることなどが主な原因だと考えられます。
 その他にも入院や入所、新しく介護サービスを始めたなどの環境変化によるストレスが原因である場合もあります。
 また薬の副作用で便秘になることもあり、痛み止めの薬や抗がん剤治療、高血圧の薬(カルシウム活抗剤)、胃潰瘍の薬(スクラルファート)、精神安定剤などを服用してるなどの場合で便秘が激しい場合は医師に相談してみるのも良いかもしれません。

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