自立支援のための介護に関する知識・情報をお伝えいたします。

介護の基本ケア

水分ケア① 体内の水分量 年をとると減る

身体の中の水分が低下する

 人間の身体には多くの水分が含まれていますが、この水分のことを体内水分量といいます。
 体内水分量は、子ども(幼児)の場合は体重の約70%ですが、年を重ねるにつれて減っていくため、成人では約60~65パーセント、高齢者の場合は約50~55パーセントまで低下します。
 子どもから成人になると体の水分量が減るのは、身体に必要な脂肪が身体につき、そのぶん水分の割合が減少するからです。そのため、一般に女性の方が男性より脂肪が多いので、水分の割合は低くなります。

細胞内液と細胞外液

 体内水分量は、体内水分身体を構成している組織に含まれるもの(細胞内液)と、細胞の外にあるもの(細胞外液)に大別されます。  細胞内液は細胞内に含まれる水分で体内水分量の約3分の2を占めています。残り3分の1の細胞外液は、体内を循環する血液とリンパ液、細胞と細胞の間にある細胞間液に分けられます。

 

 

高齢者は脱水になりやすい

 高齢になると体内水分量が減るのは、筋肉が衰えるのと同時に細胞内液が低下することが原因で老化現象のひとつです。
 高齢者介護では脱水にならないよう注意が必要なのですが、それは若い頃と比較すると身体の中の水分量が少なく、常に脱水症になりやすい状態あることも原因なのです。

 

-介護の基本ケア

関連記事

運動② 歩行の介護

歩行練習が唯一の方法  歩行機能を改善するためには歩行練習が最も効果的な方法です。それは歩 …

水分ケア⑥ 水分摂取のポイント

 脱水症になるのを予防するためには、適正な水分摂取が欠かせません。  しかし、高齢者には水 …

排泄ケア③ 排便のケアⅠ

 便秘を予防し、スムーズに自然排便できるようにするためにはいくつのポイントがあります。 規 …

排泄ケア② 便秘について

便秘の種類  便秘は「器質性便秘」と「機能性便秘」に大別されます。  器質性便秘はがんや腸 …

口腔ケア② 唾液について

唾液の役割  唾液は口の中(口腔内)の衛生状態を保つ上で大きな役割があります。  口腔内に …