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加齢による変化

脳の老化

記憶力の低下が目立つように

 脳の重量は20歳位で最大になり、その後は50歳位までは変化しませんが、50歳を過ぎる頃から脳細胞の萎縮や細胞変化によって徐々に軽くなります。それに伴って脳の働きも低下すると考えられています。
 特に記憶力の低下が目立つことが多く、新しいことを記憶する力が低下します。body_nou_bad記憶力が低下し始めると、自分で置いたモノの置き場所を忘れて探してもなかなか見つからないとか、隣近所の人や友人知人の名前が思い出せない、同じ質問を何度もするというようなことが目立つようになるかもしれません。
 但し、このような加齢により物忘れが目立つようになるのは、正常な生理的老化の一種で、物忘れがひどくなったから認知症という訳ではありません。(⇒ 認知症とは
また、新しいことを記憶する力が低下する一方で、過去のことを思い出す力は比較的保たれていることが多いようです。

全ての機能が低下するわけではない

 知能や精神機能については、加齢によって全て低下するわけではなく、それまでの経験や知識を動員して、総合的な判断力や推理力などは向上する場合があります。
 脳の委縮や脳血管の老化は、動脈硬化や脳卒中のリスクが高まり、認知機能に影響を与える場合があります。

認知機能も低下する

 脳の老化では、記憶力の低下と同じく認知機能も低下します。認知機能とは、五感を通じて外から入ってきた情報から物事や自分の置かれている状況を認識し、正しく理解して、適切な反応、対応をするための機能のことです。年をとると、この認知機能の働きが遅くなることが多く、判断や反応をするのに時roujin_ninchisyou_woman間がかかることが増えてきます。このような脳の老化も、他の器官や機能と同じく、人によって差があり、生活環境や習慣によって異なってきます。(⇒ 認知機能の理解~認知症理解のために

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