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加齢による変化

視力と聴力 筋肉と骨の老化

 人は年をとるとさまざまな身体的な変化(老化)が起きますが、介護者は以下のような主な老化について知っておいた方が良いでしょう。

視力と聴力の老化

 人の視力は20歳頃がピークとされていて、それ以後は徐々に衰えていきます。さらに40歳を過ぎると、水晶体の弾力性が低下することでピントを合わせにくくなり、近くのモノが見えにくくなる「老眼」になる人が多くなってきます。また、水晶体の物質変化によって老人性白内障になる高齢者も現れますhochouki_obaasan。(⇒ 白内障について
 聴力も視力と同じく20歳頃がピークで、それ以後は、内耳のコルチ器官や蝸牛神経伝導路の機能低下等によって、機能が低下し、程度の差はありますが、ほとんどの高齢者に老人性難聴が現れてきます。老人性難聴になると、特に高音が聞きとりにくくなるため、高齢者と話す時には少し低音で話す方が良いといわれています。(⇒ 老人性難聴と介護
 さらに、視力と聴力以外の感覚機能(味覚・嗅覚・平衡感覚など)も全般的に低下すると考えられています。

筋肉と骨の老化

 筋力も加齢とともに低下し、特に走る、ジャンプするなど、瞬発的に大きな力を出す機能が衰えてきます。
 筋肉の中でも横紋筋(手足の筋肉など意識して動かす筋肉)の低下は大きいのですが、平滑筋(意識せずに内臓を動かしている筋肉)の機能低下は比較的少ないといわれています。また、神経と連動して働くバランス能力や、反射能力なども低下します。
 骨につbody_hone_badいても、関節の弾力性がなくなり、骨そのものもタンパク質成分の減少で弱くなります。人によっては、関節が変形して変形性骨関節症が現れることがあります。(⇒ 変形性関節症について)(⇒ 変形性関節症と介護
 骨のタンパク質成分が減少することで骨粗鬆症が現れる人も多く、特に閉経後の女性は骨粗鬆症になる人が多いとされて
います。骨粗鬆症になると骨折しやすくなるため、介護の際には注意が必要です。骨粗鬆症が腰痛の原因となることもあります。(⇒ 骨粗鬆症について

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