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緑内障について

早期発見が大切な病気

 緑内障は眼球内の圧力(眼圧)が高まって視神経が侵され、視野が狭くなったり視力が落ちたりする病気です。
 厚生労働省研究班の調査によると、最近、糖eye14_circle2尿病性網膜症を抜いて、我が国における失明原因の第1位となったそうです。
 障害を受けた視神経は再生することがないので、失われた視野や視力は元には戻りません。
 また非常にゆっくりと視野が欠けてゆくことが多いので、本人が気づいた時には手遅れになることがあります。そのため、緑内障は早期発見・早期治療が重要といわれています。

急性タイプと慢性タイプがある

 調査では、40歳以上の日本人の緑内障の有病率は5.0%。このうち眼圧が正常範囲内の「正常眼圧緑内障」の有病率は3.6%(28人に1人)で、40歳以降の成人における全緑内障の72%を、正常眼圧緑内障が占めています。
 緑内障は、目の痛みや吐き気など強い症状が急激に現れる「急性タイプ」と、自覚症状がなく徐々に進行する「慢性タイプ」の2種類に大別されます。
 急性タイプでは、眼圧が急激に上昇する。激しい頭痛や吐き気・嘔吐が起こるため、脳や消化器の病気と間違われる場合もあるので注意が必要です。
 一方、慢性タイプでは、初期には全く自覚症状がなく、10年や20年といった長い間にゆっくりと進行してゆくため、本人が気づかないうちに視野が狭くなってしまいます。

治療は点眼薬

 治療は、さまざまな種類の点眼薬や内服薬、注射薬などによって、眼圧を安全な範囲まで下げるという方法があります。点眼薬をさし忘れたり内服薬を飲まdoctor_smileなかったりすると、眼圧が上昇し視神経の障害が進行する危険性が高くなるので、規則正しく点眼・服用する必要があります。
 また、これらの薬は副作用が出ることもあるので、定期的な診察も大切になります。
 急いで眼圧を下げなければならない場合や、薬だけでは効果が不十分な場合には、レーザー治療や手術をおこなうこともありますが、緑内障のタイプにより手術時期は異なります。
 急速に眼圧が上昇する急性タイプの場合は早急な治療が必要です。一方、ゆっくりと眼圧が上昇してくる慢性タイプでは薬による治療を優先し、不十分な場合にのみ手術がおこなわれます。

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