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変形性関節症について

変形性関節症とは

 関節にある軟骨は骨の滑らかな動きや骨と骨の間のクッションの役割をもっています。この軟骨が加齢などの原因によって、摩耗したり痛んだりすることがbody_hone_badあります。そうすると周囲の骨が硬くなったり、骨が出っ張る骨棘(こつきょく)や、隙間ができる(骨のう胞)といった変形が現れることがあります。
 このような変形が原因で、関節の動きが悪くなったり痛みを生じたりすることがありますが、これを変形性関節症といいます。

原因

 変形性関節症は、体重がかかって酷使される機会が多い膝関節や股関節に発症しやすい傾向があります。
 スポーツbody_kotsuban_white選手や重労働者、中年以降の肥満女性などに多く発症します。
 また畳や布団などを使っていると、下肢関節に負担がかかりやすいため発症しやすくなると考えられています。
 変形は数年から十数年という比較的長い期間に徐々に進行することが多いといわれています。

症状

 最も多い変形性膝関節症の場合、初期には歩き始めや立ち上がり時など、動作開始時に痛みを訴える例が多く、病期が進行するにしたがって、動作中の痛みを訴えるようになります。
 階段の昇り降り、特に降りる時や、平地歩行でも支障を生じるようになり、膝の曲げ伸ばしが制限され、正座や胡坐(あぐら)が困難になってきます。
 太ももの筋肉である「大腿四頭筋や大腿屈筋群」の筋力低下や関節面の骨破壊が進むと、関節の不安定感が現れます。
 変形性股関節症の場合も、初期には歩きはじめや立ち上がり時などに軽い痛みを感じる程度で、歩いていると軽快してきますkoshi_magari_obaasan
 但し進行するに従って、動作中や歩行時に痛みが強く、関節の動きが悪くなり、正座や胡坐、和式トイレの使用、靴下の着脱や足の爪切りなどが困難になります。さらに安静時にも痛みが出たり、痛みや筋力低下によって足を引きずるようにして歩く跛行(はこう)が現れたりすることがあります。

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